うつ病に対する心理カウンセラーの対応事例


うつ病の治療では薬物治療が一般的ですが、そればかりが優先されるのは間違っているとも言われています。
では、なにが必要になるのかというと、心理カウンセラーによるカウンセリングです。カウンセリングを行うことによって患者自身がうつ病を正しく認識することが重要なのです。
さらには患者だけではなく、家族や職場など周囲についても理解を得ることが心理カウンセラーの仕事です。
では、うつ病患者に対し心理カウンセラーはどのように対応していくべきなのでしょうか。まず第一に患者自身との対話によって心理療法を適切に行っていくことが重要です。うつ病に対するアプローチとしては、精神科医と連携を行いながら行うのが通常です。心理カウンセリングが療養に必要だとしても、先走ってしまうことで逆効果になる可能性もあります。
特にうつ病患者に対しては認知行動療法が行われるのが一般的です。

うつ病に対する心理カウンセラーの対応事例とは

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認知行動療法ではカウンセリング時に患者自身のことを振り返っていき、記憶に対する認知のあり方を変えていく必要があります。
あの時になにがストレスになっていたのか、患者にとってなにが辛かったのかを見極めていくことが対応していく上では大切です。こうしたストレスの原因を探り、そこを解消できるように手伝いをするのが心理カウンセラーの大きな役割でしょう。
患者との対話を優先することで、細かなことまでわかりますので過去の行動に対してどのようなアドバイスをすることが適しているのかを判断しなくてはいけません。
この点がカウンセリングにおける腕の見せ所となってきます。

先述したようにうつ病の治療を行う上で薬物治療はメインになるものですが、あくまでも症状を抑えるだけに過ぎません。
根本的なうつ病の原因となったストレスや悩みなどを解消するためにも心理カウンセラーの存在は欠かせないのです。
だからと言って、精神科医と同じことができるわけではありませんので、その点を上手く連携する必要が出てきます。そこで精神科医には話せないようなことでも話せるような関係を患者と作りあげていくことも、カウンセリングに必要になります。
患者を受け入れること、具体的には話を否定しないということが大切です。なにもやる気が起こらないと相談された場合に、一般的にはそれではダメだという話をする人が多いです。
しかし、ここで否定するのではなく、どうしてやる気が起こらないのか、その原因はどこにあるのかを対話の中で確認します。

その上で患者自身が日常的な生活において困らないようにするためにも、身近な人とも対話を積極的に行っていくべきでしょう。
カウンセリングを行う時には患者だけではなく、家族も同席した上で行う場を設けることも一般的になってきています。

うつ病は自分一人だけではなく、精神科医や心理カウンセラーといった専門家、家族という身近な存在が協力的な姿勢で対応するのが重要です。
そのために心理カウンセラーができることは患者にとって頼りのある存在となって、繊細な患者の心を少しでも動かすことだといえるでしょう。


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