保健師が産業カウンセラーを取得する条件とメリット


保健師の資格を有する人がスキルアップのために産業カウンセラーの資格を取得するケースは多くあります。
そもそも産業カウンセラーの資格は単体では効果を発揮しにくいですが、保健師などの資格とあわせることでシナジー効果がある資格です。以前であれば保健師の資格を所有していれば、無条件で産業カウンセラーの資格も取得することができました。
しかし、現在では規則が改定されたことから保健師が資格を取得するための条件があります。

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保健師が産業カウンセラーを取得する条件とメリットについて

保健師が産業カウンセラーの資格を取得する条件になるのが、日本産業カウンセラー協会が主催の養成講座を受講し修了しなくてはならないというものです。
この産業カウンセラー養成講座ですが成人であれば学歴などに関係なく誰でも申し込むことが可能です。通学制と通信制の2通り方法が選択できますので、既に企業に勤務している産業保健師の方でも取得することができます。通学制の場合ですと1月から申し込みが始まり4月から開講、11月で修了になります。また、土曜コース、日曜コース、平日コースの昼間と夜間と選択肢が豊富です。通信制ですと8月から申し込みが開始し、11月に開講で翌年の9月までが学習期間となります。
内容としてはいずれも理論、面接実習、在宅研修、自宅学習となるので違いはありません。

保健師が産業カウンセラーの資格を取得するメリットとしては、やはり保健師としてのスキルアップができることが大きいです。
特に保健師面談を積極的に行っている場合ですと大いに役立ってくれます。産業カウンセラーの資格を取得する時にカウンセリングの基本となる傾聴を徹底的に学習することになるからです。保健師としての役割だけではなく、カウンセリングができるとなると企業側からも非常に重宝される存在になれるでしょう。結果、転職をするとしても有用に活用できるのです。保健師の資格だけではなく産業カウンセラーの資格をあわせて取得することで、就職そのもののチャンスが増えると考えられます。
また、産業カウンセラーの資格は取得するのにそこまで難易度が高くないのもメリットです。
試験対策をしっかりとすれば高確率で合格できる資格ですので、キャリアアップを考えている人にもお勧めの資格だと言えるでしょう。

保健師の需要は増加している昨今ですが、保健師の資格だけでは企業側も採用の決め手に欠けるようになってきています。
そこで産業カウンセラーの資格もあわせて取得しておくことが重要になっているのです。難関資格ではありませんので、自身のスキルアップ、キャリアアップのためにも取得しておいて損はない資格です。


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