臨床心理士にとって大切な心理アセスメントの留意点


臨床心理士にとして仕事を行う上で欠かせないのが心理アセスメントです。
心理アセスメントには様々な役割があり、客観的に情報を判断することによって問題点を浮き彫りにしてくれます。この心理アセスメントをする時にはどのような点に留意しておくべきなのでしょうか。
そもそも臨床心理士は活躍できる場が広がっていますので、それぞれの職場において必要なことが様々です。
そこでどのようなアプローチをすれば良いのかは、どんなケースで心理アセスメントを行うのかで異なってくると考えておくと良いでしょう。

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臨床心理士にとって大切な心理アセスメントの留意点とは

そもそも心理アセスメントを行う時には大まかには2つのものがあります。
1つはクライアントと対面した時に観察を行うというものです。カウンセリングによって話を聞くことも重要なのですが、話を聞くだけでは十分ではありません。どのような表情をしているのか、どんな動作をしているのか、座り方であったり、口調など観察すべき部分は多くあるのです。こうした情報をきちんと観察し、把握することが留意すべき最初の点でしょう。
ただし、こちらが観察をしているという素振りを見せてしまうと、クライアントとしても話しにくくなりますので、あくまでも観察をしていることを悟られないようにすることが大切です。
特に経験が浅い臨床心理士の場合ですと、どうしてもこの点を忘れてしまいがちですので特に気を付けましょう。

面接における留意点としては、やはりクライアントから話を聞きやすくするための環境作りが大切です。
クライアントが持つ悩みや不安は様々であり、特に情動が幼い未成年の場合は自分がなにに悩んでいるのかもわからないケースがあります。
そうした場合は心理アセスメントを行うことで情報を整理することが重要なのですが、この時にいかにクライアントが話しやすい環境を作るのかが重要になるのです。悩みや不安は他人に対しておいそれとは話すことができないものが多いです。
そうした話を聞き出すにはやはり信頼をしてもらう他ありません。初対面でいきなり信頼を勝ち取ることは難しいので、焦ることなくじっくりと行うということを留意しておく必要があります。

結果を出すのは臨床心理士ではなく、飽くまでもクライアントになります。この初心を忘れてカウンセリングを行うケースは少なくありません。
ですので、心理アセスメントを行う上で臨床心理士とはなにをすべきなのか、この点を再度把握しておくことも留意しておくべき点でしょう。飽くまでも臨床心理士はクライアントのサポートをする仕事であるのを忘れてはいけません。


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