カウンセリングとコーチングの違いについては多々議論されるところではありますが、ここでは一般的な意見を紹介します。
カウンセリングとは現在起こっている問題を解決するために機能するものです。対してコーチングとは直面する問題のためではなく目標を達成するために行われます。
つまり過去から現在へのアプローチがカウンセリングだとすれば、コーチングは現在から未来へのアプローチになるのです。ただカウンセリングにもコーチングにも共通する部分はあります。
それはクライアントが主体になるという点です。クライアントが居なければカウンセリングもコーチングも機能することがありません。
カウンセリングとコーチングの違い
ともにクライアントのメンタルサポートを行うことを目的としますが、それに対するアプローチが異なると考えておくと良いでしょう。
問題解決のテーマが異なるのでそれに対する手法も同様に異なってきて当然の話です。
では、どのようにアプローチが異なるのかなのですが、カウンセリングでは会話を重視します。
クライアントとの信頼関係を築くためにも、問題点を浮き彫りにするためにもよく話してもらうことが重要なのです。一方のコーチングでは会話そのものよりも、考えてもらうことがカギとなります。会話をすることは勿論なのですが、そこに気づきや発見があるように促すのがコーチングの役目であると言えるでしょう。
もともとどちらも日本では注目を集めるものではありませんでした。しかし、近年ではスポーツ選手などがメンタルサポートの重要性を説くことが多くなったことで、少しずつ需要が伸びてきている行為でもあります。現状ではどちらも関連する国家資格はなく、民間の資格のみとなっています。
しかし、需要が伸びつつあることを踏まえると、今後役に立つ資格の1つといえるのではないでしょうか。
カウンセリングとコーチングの手法そのものに大きな違いはありません。
ただ目的するところがクライアントの内的な成長や目標達成であるコーチングに対して、カウンセリングは癒やしであるということです。
つまり、クライアントの精神状態が良い時にはコーチングは上手く機能します。反対にクライアントがネガティブな時にこそカウンセリングの出番になるのです。
いずれの手法も心を扱うものであり、職業にするのであれば民間の資格を取得するのがお勧めです。メンタル系の民間資格は数がたくさんあるので、自分にあったものをいくつか選択することをおすすめします。
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