新卒でカウンセラーとして働き始める場合、その就職状況と年収はどのくらいなのでしょう。
これは働くうえで非常に重要な部分です。
新卒カウンセラーの就職状況・年収
まず就職状況から見ていきましょう。
カウンセラーといってもどのような仕事を目指すのかでも違いますが、全体的に見ると新卒の就職状況は厳しいと言わざるを得ません。
これは経験不足と思われてしまうことが最大の理由のようです。
心理カウンセラーは人の心理的なケアをする仕事なので知識だけでは難しい面があります。
本来ならその部分を経験で補うのですが新卒の場合だと資格を取得して知識はあっても経験が絶対的に足りないのでそれを企業から敬遠されてしまうわけです。
特に豊富な知識や経験を求められる場合はこの傾向が強く見られ、どうしてもある程度の経験を積んだカウンセラーが優先されてしまいます。
そのため新卒でカウンセラーになるなら根気強く就職先を探す必要があります。
とにかく経験を積むことでステップアップできるようになりますからまずはどんな働き方であれ働いて自分をレベルアップさせることを考えましょう。
そうして経験を積んでいけば将来的に自分のやりたい仕事をできるようにもなります。
では年収はどうでしょうか。
あるデータでは心理カウンセラーの年収は200万円から1,000万円ほどとなっています。
非常に幅が広いのがわかりますがそれだけ個人差があるのです。
これは仕事の種類によって収入も大きく変わることを意味しています。
たとえば学校のカウンセラー、いわゆるスクールカウンセラーとして働く場合、学校に週何回勤務し、1日の労働時間はどのくらいなのかでも収入は大きく変わります。
スクールカウンセラーの場合時給は5,000円程度が平均で高いのですが週に2回ほどの勤務だったり、夏休みや冬休みの長期休暇があるので年間で見るとそれほど高くなりません。
一方で開業し多くの人が集まる場合は年収も跳ね上がり1,000万円も目指せます。
また、産業カウンセラーは一般の会社員とほぼ同じ待遇なので年収も400万円ほどになるでしょう。
このようにどこで働くか、心理カウンセラーの年収はここが大きなポイントになります。
いずれにせよ自分のレベル、技術がそのまま収入に反映される仕事なのは間違いありません。
新卒だと就職状況もそうですが年収の面でも期待ほどじゃない可能性はあります。
ただ資格は必ず役立ちますし、資格を取得することは心理カウンセラーになるために必要不可欠なので無駄にはなりません。
就職先も年収も自分のやる気次第で改善できるのでしっかり資格の勉強をすることが最大のポイントでしょう。
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