産業カウンセラーの資格は看護師のスキルアップの1つとして役立ちます。
主に企業で働く人のメンタルケアを担当するための資格であり、看護師などの他の資格と合わせることでさらに効力を発揮するものでもあるのです。近年では看護師の仕事の場も医療機関だけではなくなりつつあります。企業に勤務することもあれば、福祉施設などでも活躍しています。
そうした時に職場で働く人たちのメンタルケアを行える産業カウンセラーというのは有用な資格だと言えるでしょう。
看護師のスキルアップとして役立つ産業カウンセラー
産業カウンセラーの資格を取得するためには、日本産業カウンセラー協会が主催している講座を修了し、試験当日に成人になっていれば誰でも可能です。
資格試験に合格すれば取得できるのですが、合格率は学科で70%、実技で65%と高めの数字になっています。難関の資格ではなく対策をすれば十分に合格できる範囲ですので、人気の高い資格の1つでもあるのです。看護師以外にも本業となる資格とあわせて取得することで、より活用の幅が広がるとして多くの人が受験しています。
さらに産業カウンセラーの上級資格としてシニア産業カウンセラーというものもあるほど、需要が伸びているのです。
産業カウンセラーの仕事としてはカウンセリングを中心にメンタルケアを行っていくことになります。カウンセリングの基礎である傾聴を産業カウンセラーでは重視しており、そのための技術や知識を学ぶことになるからです。職場でのストレス、人間関係の悩みなどを解決するためにサポートするのが目的だと考えてください。あくまでも問題解決をするのは相談者であり、産業カウンセラーの仕事ではありません。産業カウンセラーは相談者の話を聞き、アドバイスや解決のためのサポートをするのが仕事です。
近年では大手の企業を中心に従業員のメンタルケアを行うことが多くなっています。
そのため需要が伸びている資格ではあるのですが、先述のように他の資格とあわせることでより効果を発揮してくれます。
産業カウンセラーの資格を取得することで転職や就職にも有利になるのは先にもお伝えした通りです。他業種の人が産業カウンセラーの資格を取得するケースも増えており、看護師の人が転職をする際にも有利に働きます。看護師不足が社会的な問題ともなっているのですが、医療機関ではない場所で働きたいのであれば、産業カウンセラーの資格を取得することをオススメします。
活躍できる場が増えている看護師だからこそ取得しておきたい資格の1つだと言えます。
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