心理カウンセラーにとって重要になるのが心理アセスメントです。
心理アセスメントはカウンセリング、心理療法を行うのにあたって必ず行うものだと考えてください。アセスメントは日本語にすれば評価や査定という意味を持つのですが、心理カウンセラーが行う場合は収集に近いです。クライアントの情報を事前に収集することで、より正確なカウンセリングを行うことが可能になります。
生活環境や生い立ち、どのような症状に悩んでいるのかは、原因を追求するためには欠かせないものです。
心理カウンセラーにとって大切な心理アセスメントの留意点とは
一般的にカウンセラーがカウンセリングを行う時には、初回に診断的面談という形で心理アセスメントを行うことになります。
ただ心理アセスメントを行う上で留意しておきたいのは、予約があった段階から少しずつ情報を収集しておくということです。いきなり診断的な面談を行うという形ではクライアントも緊張してしまいますし、正確な回答を得られないことも少なくありません。そこで予約があった段階で少しずつ情報を収集していくことが大切です。
また、もう1つ留意しておきたいのは診断的なカウンセリングを行うといっても、冷静な観察態度を全面に押し出さないことが重要です。
何故なら初回のカウンセリングはどうしても緊張をするケースが多いからです。クライアントが安心して話すことができるように、話しやすい雰囲気であったり、物腰の柔らかさを出していく必要があります。
しかしながら、冷静に観察すべき部分は行うのがポイントです。時に心理テストのようなことを行うことも心理アセスメントの手法になります。
ただし、クライアントによっては何度も心理テストを受けたことで、機械的に返答をしてしまうこともあるのです。そうした機械的な返答は正確な情報にはなりませんので、心理テストを行うにしても、自分が思ったこと感じたことを素直に告げることができる環境作りに留意しなくてはなりません。
心理カウンセラーにとって心理アセスメントから得られる情報は重要です。
今後の心理療法やカウンセリングの基点となっていくものだからこそ、時には深い部分に触れざるを得ない部分もあります。そうした時にクライアントによっては感情が高ぶってしまい、泣いたり怒り出したりと感情が爆発してしまうケースも少なくありません。
その時にクライアントをしっかりと受け入れるようにすることも心理アセスメントでは重要なことです。
情報を収集するだけではなく、この人になら話をしてもいいとクライアントに思ってもらえるようにすることが心理アセスメントにおいて最も留意すべき点でしょう。
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